当社の業務は、マンションの骨組みとなる鉄筋材を組み立てることです。

鉄筋造の建物を人の体に例えると、鉄筋は“骨格”の役割を果たすパーツで、
コンクリート内部の重要な部分と言えるでしょう。
その鉄筋は、建物が完成するとコンクリート等で塗り固められるため、外からは見ることができません。
しかし、人体と一緒で建造物（体）を支えるのに必要不可欠な「骨格」です。

特に日本では、地震に強い鉄筋コンクリートがかかせません。
目に見えない内部でコンクリートの短所を補い、建物の影の立役者である鉄筋を組み立て、
内部から日常生活や仕事をしている人間たちを守る……それが、鉄筋工の仕事です。

当社の場合、主にゼネコン（前田建設、浅沼組、トヨダ工業など）の
新築マンション等に携わっております。
1本の重量が0.5～10kgの鉄筋材（鉄筋の棒）を使って、建造物の柱や床などの骨組みを組み立てます。
大きなプラモデルや知恵の輪を完成させることと、似たようなイメージです。

当社は少数先鋭のため、全職人5名中、鉄筋工の専門資格である1級鉄筋施工技能士が4名在籍しています。
身近なプロが実務を通して教えますので、技術が身に付くスピードが早いはずです。

正直、外仕事ですので、雨・雪・暑さ・寒さに関わらず仕事をしなければなりません。
はっきり言えば、体力的にはきつい仕事ですが、健康的で力強い肉体を手に入れられます。

まずは3ヶ月！
その頃には慣れてきて、体つきも変わり、仕事がラクになってきます。

さらに、目には見えないけど、非常に重要な部分を施工するので、
完成した建物を見ると、「あの建物は自分が支えている」と家族や仲間に誇りたくなる。
「ものづくり」という仕事ならではの感動です。

当社では単に鉄筋材を組むだけでなく、“きれいな組立”を重視します。
きれいな組立とは違反がないのは当然のこと、
構造計算などによって作られた図面のとおりに正確に組み立てることを意味します。

徳田鉄筋は、他の鉄筋会社よりも仕事が厳しいともいわれます。
しかし、それは「プロ意識」や「高い安全性」で勝負しているからこそです。

きれいに組立てている＝図面の通りにできている＝検査をクリアできる可能性が高くなる
そのため仮にやり直しが発生した場合によるコストと時間の損失を防ぐことができます。

これは当社だけでなく、当社のお客様である一次下請様、
さらには元請け会社様（=ゼネコン）にとっても大きなメリットとなります。

さらに図面通りに組む技術を初めから教えることで、
社員の技術を早期に向上させることができ、
国家資格を含めた各種資格の取得率を高めることができます。